2019年6月17日月曜日

特性劣化?

平成8年のJA22Wのジムニー、走行距離は16万㎞。
冷えてる時は症状ないが、温まると加速時にノッキングする感じでスムースに回転が上がらない。
チェックランプも点灯してなく、ダイアグにも記録はない。
ちょっと前にエアフローのプレッシャーセンサーが断線した事があるのだが、それとも症状は違う。
プラグを見ても焼け具合は正常なので、燃調に異常がある様にも思えない・・・
ノックセンサーが怪しいか?と思い、オシロスコープ(アナログの20ⅯHz)を使って波形を観察してみた。
アイドリング時に何故かバサバサとノイズっぽい波形・・・なんかおかしいw
試しにノックセンサーのコネクターを外して走ってみた。チェックランプが点くがフェイルセーフでおそらく最遅角の固定になるはずだ。
なんとなく全体的に力がない感じになるが、普通に走れて加速時のギクシャク感がなくなった。
どうやらノックセンサーの特性不良の様だ。
ノックセンサーは税抜き価格で9700円するらしい。
近いうちに乗り換えを考えているとの事なので、ジャンクの中にあったDA62V用のノックセンサーを付けてみた。
DA62V用は1本線だが、ジムニーはコネクターが2線になっている。GNDの被覆線になっているだけで、回路上はセンサー部分で浮いている様だ。おそらくノイズ防止なんだろう。
コネクターを加工して接続した。
オシロスコープで波形を見たが、アイドリングでの異常な波形はなくなった。
加速時のギクシャクもなくなって調子よく走る様になった。
イレギュラーな修理だが、臨機応変な対応も必要だと思う・・・

2019年6月11日火曜日

緩んでる

平成18年、DA64Wのエブリイワゴン、走行距離は11万Kⅿ。
エアコンの効きが悪いとの事。
コンプレッサーの高圧配管があまり熱くなってない感じだったので、圧を測ってみるとちょっと低い様だ。
見たところガス漏れの跡はないが、年式と距離的にガス抜けがあっても仕方がないのかもしれないと思い、少し補充してみた。
作動時のガス圧は正常になったが、どうも冷え方が悪い・・・
オートエアコンだが、温調つまみを回すと暖かくなるので、アクチュエーターは作動している様だ。
何だろか・・・と見てみたが、ドレインから結露した水が流れているので、どうもエアコンは作動している様だ。
どうなってんだ?・・・と思い、温調アクチュエーターをのぞき込んでやっと分かった。
アクチュエーターを固定しているネジが外れて、中途半端に動いていたのだw
そういやお客さんから預かる時に「足元にネジが落ちていた」と二本のネジを渡されていた。アクチュエーターから脱落したものだった。
これを留め直したら、しっかり冷える様になった。
念のためこれの上に付いてる風向調整のアクチュエーターのネジも閉めてみたら、案の定緩んでいたw
しかしまあ古くなってきてるとはいえ、こんなところのネジが緩むのは困ったものだ。
覗き込んで手の入る位置だったからよかった・・・